保護責任者遺棄罪

 

 

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

 

 

朝日新聞掲載「キーワード」の解説

 

保護責任者遺棄罪

幼児や高齢者、身体障害者、病人を保護する責任がある人が、放置したり、生存に必要な保護をしなかったりした結果、死亡させた場合に適用される。子どもに食事を与えずに衰弱死させたり、寝たきりの高齢者を放置して死なせたりしたケースなどが該当する。

(2011-02-13 朝日新聞 朝刊 1社会)

 

保護責任者遺棄罪

老人,幼児,障害者または病者を保護すべき責任のある者がこれを遺棄し,またはその生存に必要な保護をしない罪 (刑法 218条1項) 。本罪の保護責任は法律,契約に基づくもののほか,事務管理や条理に基づくものも含む。

 

 

行為

本罪の行為は「遺棄」及び不保護(その生存に必要な保護をしなかったとき)である。

 

 

法定刑

法定刑は3月以上5年以下の懲役である(刑法218条)。

 

遺棄致死傷罪

遺棄罪又は保護責任者遺棄罪・不保護罪の罪を犯し、よって人を死傷させた者は、傷害の罪と比較して、重い刑により処断される(刑法219条)。死傷の結果が生じた場合、結果的加重犯になり、219条によって処理されるが、結果に故意がある場合は、行為の態様によっては不作為による殺人罪(刑法199条)または傷害罪(刑法204条)が成立することもある。

 

 

 

真正不作為犯と不真正不作為犯

 

不作為犯は、以下の2つに分類されます。(Wikiより抜粋)

 

真正不作為犯

刑罰法規が不作為を予定している犯罪をいう。法文には「○○しなかったときは…」などと規定される。

不退去罪(b:刑法第130条)、保護責任者遺棄罪(b:刑法第218条後段)など。

 

不真正不作為犯

構成要件上作為を予定している犯罪を、不作為で実現する場合をいう。

 

例えば、自動車で轢いて重傷を負わせた被害者を、病院に運ぼうと考えて一旦車内に引き入れたものの(引き受け行為)、翻意して

死んでも構わないと思って路上に放置し死亡させた場合は、殺人罪(b:刑法第199条)の不真正不作為犯が成立し得る。

 

たとえば授乳すべき民法上の義務があるのに殺意を持って、授乳という作為をしなかったこと(不作為)で赤ちゃんを餓死させた場合など。ナイフで刺殺する場合(作為)の他に、赤ん坊に母親がミルクを与えないという(不作為)によっても、人である赤ん坊は殺せます。
そこで不作為によっても同じ法益は侵害出来ることから、不真正不作為犯なる概念によって、これも犯罪となりうるわけです。

 

 

 

 

 

 

 

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